旧五十嵐家住宅(ハッカ御殿)
北見ハッカの隆盛を物語る、当時の贅を尽したハッカ商・五十嵐弥一の私邸。
この建物はハッカ商・五十嵐弥一の私邸として、一九三七(昭和一二)年に建築されたもので、まさにハッカ景気絶頂期の名残を今に伝えている。
建築は、棟梁の山中金五郎が一人で手がけたとされ、三年がかりで完成させたと言われている。
外観を一目見て重厚感を感じるのは、屋根が社寺に用いられる入母屋造りになっているためだろう。
内部も公開されていて、大広間の付書院や、一刀彫の欄間彫刻など、贅を尽くしていたのが見どころである。
DATA
旧五十嵐家住宅(ハッカ御殿)
- 所在地:北見市仁頃町301(仁頃はっか公園内)
- 建設:1937(昭和12)年
- 構造:木造平屋建て
- 施工者:山中金五郎(棟梁)
- 1994(平成6)年 仁頃はっか公園の一部として整備。
- 開館期間:5 月1日~ 10 月31 日
- 開館時間:10:00 ~ 16:00
- 料金:無料
- 問合せ先:0157-33-2877(北見田園空間情報センター)