鹿ノ子ダム
洪水調節や農地への新規灌漑のほか、北見市・置戸町・訓子府町・留辺蘂町への上水道供給を目的とした多目的ダム。
鹿ノ子ダムは、オホーツク海に注ぐ河川に建設されたダムの中では唯一、治水機能を持った多目的ダムである。常呂川の治水と北見市など流域市町村への利水を目的に、一九六八(昭和四三)年に計画を策定し、ダムの建設着工は一九七九(昭和五四)年、一九八三(昭和五八)年に完成した。
ダムによってできた「おけと湖」は、周辺にキャンプ場も整備されたが現在は閉鎖中である。冬季は全面結氷して、ワカサギ釣りを楽しむことができ、冬のレジャースポットとなっている。
DATA
鹿ノ子(かのこ)ダム
- ダム形式:重力式コンクリート
- 河川名:常呂川/常呂川水系
- 所在地:北海道常呂郡置戸町字常元
- 位置:北緯43 度36 分26 秒、東経143 度23 分16 秒
- 着工年:1972 年
- 完成年:1983 年
- 用途:洪水調節、不特定利水、灌漑、上水道
- 堤高:55.5m
- 堤頂長:222.0m
- 堤体積:204,000 立方m
- 湛水面積:210ha
- 総貯水量:39,800,000 立方m
- 有効貯水量:35,800,000 立方m
- ダム湖名:おけと湖(おけとこ)