北見ハッカ記念館(旧北聯北見工場ハッカ研究所)
世界を席巻した北見ハッカのシンボル的な建物。
北見でのハッカ栽培は、明治三〇年に始まったとされる。最盛期は一九三九(昭和一四)年で、「HOKUREN」ブランドとして海外にも輸出され、当時の世界市場の約七割を占めたとされる。
その北見ハッカの拠点となったのが、一九三三(昭和八)年に作られた北見野付牛薄荷工場で、その翌年に建てられた研究室が、現在の北見ハッカ記念館である。
建築様式としては、半切妻屋根や、外壁のドイツ式下見板など、ドイツスタイルが見て取れる。
中の間取りは現在それぞれ展示室となっているが、二階の元貴賓室、元工場長室には、天井に中央飾りを施すなど贅沢な造りとなっている。
DATA
北見ハッカ記念館(旧北聯北見工場ハッカ研究所)
- 所在地:北見市南仲町1丁目7-28
- 建設:1935(昭和10)年
- 構造:木造2 階建て
- 1983(昭和58)年 ホクレン北見ハッカ工場閉鎖
- 1986(昭和61)年 北見ハッカ記念館開館
- 2007(平成19)年 日本近代化遺産に認定
- 開館時間:9:00~17:00(夏期)・9:30~16:30(冬期)
- 休館日:月曜(祝日の場合は翌日)料金:無料
- 問合せ先:0157-23-6200