ピアソン邸(ピアソン記念館)
アメリカ人宣教師ピアソン夫妻が大正期を過ごした洋館。日本最北ヴォーリズ設計の建物である。
アメリカ人宣教師ジョージ・ペック・ピアソンとアイダ夫人が、一九一四(大正三)年から一九二八(昭和三)年五月まで一五年間過ごした私邸。設計者が日本で数々の西洋建築を残したアメリカ人建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズであることが近年確認され、日本最北のヴォーリズ設計の建物といえる。
米国様式の移民住宅にスイス風の山荘を取り入れたデザインで、テラスが張り出し、大きな窓は上下に開閉するなど、当時の日本では先進的な建築であった。
一九七一(昭和四六)年にピアソン記念館となり、一階の居間には夫妻の足跡を紹介した展示や、アイダ婦人愛用のオルガンも残されている。二階は、ヴオーリズ資料室になっている。
DATA
ピアソン邸(ピアソン記念館)
- 所在地:北見市幸町7丁目4番28 号
- 建設:1914(大正3)年
- 構造:木造2階建て
- 設計者:W.Mヴォーリズ
- 1971(昭和46)年 ピアソン記念館として開館
- 2001(平成13)年 北海道遺産に選定
- 開館時間:9:30~16:30
- 料金: 無料
- 問合せ先:0157-23-2546(NPO 法人ピアソン会)