遠軽や紋別を含む西オホーツクの春は、とても華やかだ。 遠軽の太陽の丘えんがる公園では、5月上旬からスイセンやエゾムラサキツツジ、中旬にはチューリップやシバザクラ、下旬には数種類のツツジが次々と見頃を迎える。公園の奥にある見晴牧場まで足を伸ばすと、湧別原野の素晴らしい見晴らしが楽しめる。 遠軽町丸瀬布には、フジの花の名所がある。弘政寺から平和山公園にかけての総延長約1kmに、約200株のフジが咲き誇る。薄紫色の花房が続く道は『藤ロード』と呼ばれ、春の風物詩になっている。 遠軽町白滝は、ゲートボール公園のツツジ群落が5月に見頃を迎える。白樺の木立の中に広がる、紫と白のコントラストが美しい。
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チューリップと風車、まるでオランダの風景かと錯覚してしまいそうな上湧別のチューリップ公園。公園内に作20品種、120万本のチューリップは、まさに百花繚乱の風景だ。 また上湧別の五鹿山公園は、7000本のツツジやサクラとサロマ湖、オホーツク海を望む眺望が素晴らしい。 北海道で最初にシバザクラの名所となったのは、滝上の滝上公園だ。10ha.の丘にピンクのカーペットを敷き詰めたようにシバザクラの花で埋まる。 湧別から中湧別までの旧線路跡地は、この地方で自生していたライラック(仏名リラ)を並木に整備し、まちのシンボルロードとしている。「リラ街道」と名付けられ、花の時期はライラックの甘い香りが漂う。 オホーツク海を一望できる紋別の紋別公園では、5月にはエゾヤマザクラ、エゾエンゴサクが見頃。興部のかみでファームでは、5月にスイセン、チューリップ、サクラが花をつけ、西興部の道の駅・フラワーパーク花夢では4月下旬からクロッカス、スイセンが可憐な姿を見せてくれる。
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