どさんこトレッキング
 

天高く「どさんこ」肥える

白滝では、どさんこトレッキング牧場の「どさんこ」(北海道産の馬)乗馬に挑戦したい。同牧場のどさんこ系馬は全国各地の大会にも参加し好成績を収めている。

 どさんこは小柄で素直、背中の揺れが少なく、初心者でも楽しむ事ができる。初めてでも野山で乗馬を体験できる。1時間6,000円。

 川渡りや草競馬、(12キロ、約2時間)、大草原(30キロ、約5時間)、天狗山登山(35キロ、約6時間)などコースは多彩(要予約)。

 白滝では北大雪エンデュランス馬術大会が平成16年から始まった。
  同牧場を経営する本田正則さんが実行委員長を務めている。

 


白滝ジャガ、鹿肉味わう

生田原から白滝へ。白滝の主要作物のジャガイモは「おいしい」と評判だ。標高400メートル前後の高地にある畑は、平地に比べ昼夜の寒暖の差が激しいため、ゆっくりと熟成され、甘みとでんぷん質が多くなる。白滝グランドホテルでは、この「白滝ジャガ」を牛乳で煮た「イモの牛乳煮」が評判だ。また最近、鹿肉が北海道の食材として注目されているが、同ホテルでは以前から鹿肉のすき焼き・ステーキ・タタキなどをメニューにしている。食欲を満たすとともに、平成17年にリニューアルされた温泉棟(弱アルカリ性単純泉)で旅の疲れを癒す。

※白滝グランドホテル
 遠軽町白滝352
 TEL.0158-48-2226

 

旧石器時代を体験

白滝には、国内有数の旧石器時代の遺跡群(1部は国指定の史跡)と、アジアで最大級の埋蔵量の露頭が見られる赤石山(標高1,147メートル)がある。白滝産の黒曜石石器は、道内各地、東北北部、さらにシベリア、サハリンでも発見され。2万数千年前の白滝に、巨大な石器工場があったとされている。

 悠遊塾では、同山で黒曜石を採取した上で、石器作りを体験できる(3,675円)。同山、貴重な石器を展示した白滝郷土館の見学、石器づくりを通じて、当時の暮らしに思いをはせる。同遺跡群と赤石山などは「オホーツク沿岸の遺跡群」として北海道遺産跡に登録されている。

※悠遊塾
 遠軽町白滝310
 TEL.0158-48-2380
 http://huat.jp/mav-main01


 

 ガリンコ号初の女性船長候補、跡部幸さん(21)が目下、経験を積んでいる。流氷シーズンの跡部船長の初の運行は平成20年の予定。「責任重大で不安もありますが、20年間ガリンコ号を操船してきた山井 茂船長(船舶部長・運航管理者)に少しずつ教わって立派な船長になりたい」と抱負を語る。

 大阪府堺市出身の跡部さんは、平成17年独立行政法人大島商船高等専門学校商船学科航海コース(5年制)卒業後、1年の航海自習を経て、同17年10月オホーツク・ガリンコタワー(株)に女性船長研修生として入社した。

 同校の4年生の時、赤い船体のガリンコ号がドリルで氷を砕きながら進んでいく写真を新聞広告で見てびっくり。感動したことがきっかけで、卒業後の進路として同社を選んだ。

 そもそも商船学校に進んだ理由は、「実習で世界を1周できるから」。紋別市での生活も間もなく1年だが、「ようやく最近慣れてきて住み心地が良い所だと思っています。一市民として頑張ってきたい」。

 在学中には船舶関係の資格のほか、実用英語技能検定準2級を取得。特技は、ビデオの撮影・編集、茶道、トロンボーン、ホルンの演奏と多彩。

 


 牛肉の生産は北海道が日本一。オホーツク圏では紋別地方が盛ん。乳用種(ホルスタイン雄)を中心に黒毛和種、アンガスなどの肉用専用種が飼養されている。オホーツクの広大な放牧地、澄み切った空気の中で、健康・安全な牛として育てられ、多くは道外に出荷されている。

 紋別市、佐呂間町、興部町などでは、農協店舗で「地場産牛」として販売されたり、町内のイベント時に活用されたり、地産池消も進められている。

 獣医の採用、第三セクターにより和牛づくりを進めた旧生田原町(現遠軽町)の「生田原高原和牛」は、地元の「レストランノースキング」、「麦酒館ふぁーらいと」で食べられるほか、町内などのスーパーで買い求めることができる。

 同高原和牛は、天皇賞の広島牛血統の母牛と選りすぐった父牛の交配で誕生。町内産子牛の育成から仕上げまで一貫して肥育されている。最も上質な霜降り牛肉に、かつて生田原町が「北の王」という金山で栄えたことから、先人たちの掘った金に値する貴重な最高級牛肉として「北の王」の照合を付けている。

 
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