雄武産「メジカ」
□結果はどうであれ、サケのブランドを求めて雄武(オウム)町へ。同町では、10月下旬から11月上旬にかけて雄武沖の定置網に「メジカ」がかかる。雄武漁協では、メジカを厳選の上、産地を示す「タッグ」を付け、全国に送っている。同漁協の直販店「海鮮丸」をのぞいてみよう。
サケは、サケ科の海水魚で、北太平洋を回遊し、数年後の秋、生まれた川に帰ってきて産卵する。日本で一般的に呼ばれるサケはシロザケ。漁獲時期や魚体の成熟度、食味などによって、独特の名称で呼ばれている。まだ産卵しない回遊中の若い「ケイジ(鮭児)」、春から夏にかけ回遊する「トキシラズ(トキ)」、産卵を間近に控え、河口周辺に集まる「アキアジ」「ブナ」、産卵後は「ホッチャレ」。
メジカは、沿岸まで回帰し産卵の準備に入ろうとしているところで、体の脂肪分が多く、他のアキサケよりおいしい。漁獲量がすく無いことから高値で取引されている。アキアジに比べると目と鼻先の間隔が短いことからメジカ(目近)と呼ばれている。
同漁協では、秋サケの「寒風干し」「山漬け」も製造・販売している。山漬けは1尾ずつ逆塩をし山のように積み上げ水分を抜き、うま味を凝縮する製法によるもの。こちらも限定品となっている。
雄武町から隣町の興部町宇津へ。(有)冨田ファームでは、乳牛200頭を飼育し、チーズ工房を併設したファームインを行っている(1泊2食大人7,350円)
※雄武漁業協同組合直売店 海鮮丸
雄武町字雄武690-1
TEL.0158-84-4686
※(有)冨田ファーム
興部町字宇津99-8
TEL.0158-88-2611
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