国有林でコンサート
 

巨樹の森コンサート

留辺蕊町では、森林面積が88%を占める森林・林業業の地域。秋、留辺蕊の国有林内での「巨樹の森コンサート」は、平成6年洞爺丸台風40年森林復興記念事業として初開催以来、ほぼ隔年で実施されている。

 会場は、おんねゆ温泉街から南へ約6キロ、標高約800メートル、エゾマツ、トドマツなどの針葉樹とダケカンバなどの広葉樹が混交した80年を超える天然林。森に反響する美しい音色と、この地の自然の素晴らしさを伝えている。

 

世界最大級のハト時計

留辺蕊町松山では、道の駅「おんねゆ温泉」に立ち寄りたい。シンボルタワー「果夢林(カムリン)」は、高さ19.8メートルの世界最大級のハト時計。1時間おきに羽を広げた幅2メートルのハトと森の妖精が飛び出し時を告げている。(11月中旬まで)

 「果夢林」に隣接した「果夢林の館」では、大型木製遊具、木工など、木のぬくもりを感じることができる。アクセサリー、玩具、ミニ臼、経木、曲輪製品などが展示・販売されている。留辺蕊では、白花豆の生産量が全国一。同館ショップでは「白花豆甘納豆」などの菓子も扱っている。

※果夢林の館
 北見市留辺蕊町松山
 TEL.0157-45-3373

 

山の水族館

道内に生息する淡水魚約50種類を集めた「山の水族館」では、日本最大の淡水魚・イトウが群をなして勇姿を見せている。人工ふ化では世界初の白いイトウ(アルビノ)も。生息数が激減し、幻の魚ともいわれている。主に北海道東部、北部の湿地帯がある河川や湖沼に生息。サケ科で、体長は2メートル近くになる。天然では1匹1匹縄張りを持っているという。

 留辺蕊町花園の農村公園「花園まきばの里」では、ポニーの乗馬体験ができる。豊な自然、牧場が隣接し、園内には、木製遊具もあり、家族がゆったりとした時間を過ごせる。

※山の水族館
 北見市留辺蕊町松山
 TEL.0157-45-2223

 
 

 平成17年10月から約1年間、「聞くの女王」を努めている竹内里美さん(28)。同年の「きたみ菊まつり」会場でパンフレットを配布したり、記念写真に応じるなど初仕事。以降も鹿児島県での物産展などで北見のPRほか、ぼんちまつり、緑の羽根共同募金運動で出番があった。

 これらで役割を果たした竹内さん。「めったにできることではなく、充実した期間でした」と感想。「物産展でのハッカ、オニオン商品の人気は予想以上でした」と驚きも。 1番の思い出は鹿児島でテレビに生出演したこと。

 北見市生まれで、菊づくりに毎年取り組んでいる小泉小学校では、菊の栽培を経験し、まつりに出品した。花がなかなか咲かずに苦労した事が印象に残っているそうです。

 同18年3月合併により新北見市が誕生。「オホーツク海、温泉などの魅力が増えました。私も家族で温泉を利用しています。ぜひ北見市へ」とPR。

 同18年菊まつりで、新しい菊まつりの女王にバトンタッチするが、「この経験を生かし、来北者と接したい」と話している。 夢は、「女の子が生まれたら菊の女王になることを勧めたい」。北見市臨時職員。

 

 

タマネギのまち北見

 秋、特産のタマネギの収穫、選果、出荷が進むと、北見市内の飲食店や過程でも地場産のタマネギが主流が占めるようになる。

 タマネギ料理は、市内の1部ホテルや飲食店で味わえる。「日本料理のざわ」(山下町 TEL.0157-61-2969)では、「タマネギのっぺい焼き」が人気を集めている。タマネギ、ウニ、カニ、フカヒレ、季節の魚を、真ん中をくり抜いたタマネギに入れ、片栗粉でとろみをつけ、チーズで密閉してオーブンで焼いたもの。

 味付けは天日塩とコショウだけだが、素材の味がまろやかにまとまり、滋味に富む逸品に仕上がっている。豪華な海の幸の中にあっても、タマネギは歯ごたえも多少あり主張している感じ。チーズが味にアクセントをつけている。1,000円。要予約。

 市内のタマネギ加工品は多彩だ。国内最大のタマネギ加工会社グリーンズ北見による「オニオンスープ」、「オニオンコロッケ」などのほか、タマネギ栽培農家、菓子店、商工業者らが「きた味オニオンスパイス」、「玉ねぎドレッシング」、「まごころ漬」、「たまねぎふりかけ」、「玉ねぎパイ」、焼酎「北さらり」などを製造・販売している。

 
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