オホーツク管内の小麦の作付け面積は、全道比率23%になっていて、収穫量では約33%にのぼる。管内全域で栽培されているが、特に作付け面積が多いのは北見市、大空町、斜里町となっている(農業統計2010・オホーツク総合振興局)。
小麦は、秋まき小麦が9割と圧倒的に多く、春まきは小麦が1割。また秋まき小麦は、2011年から「きたほなみ」に全量転換した。春まき小麦は「春よ恋」が現在の主流となっている。
【オホーツクの主産地】北見市・網走市・訓子府町・津別町・美幌町・大空町・斜里町・小清水町・清里町 | 【出荷時期】4月~12月 |
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【きたほなみ】 |
それまで主流だった「ホクシン」の後、北海道産小麦のエースとなっていく中薄力粉。「きたほなみ」は外国産の薄力粉のような白さときめ細かさが特徴で麺、パンに適している。 | |
【春よ恋】 |
「ハルユタカ」の後継品種として注目される、道産パン・中華麺用強力粉の代表銘柄。香りも良く吸水性に優れ、ふっくらとしたボリュームのあるパンに仕上がる。 | |
【大麦】 |
オホーツク地域では、網走市で「二条大麦」(ビールの醸造用になることから「ビール麦」とも呼ばれている)の栽培が行われている。網走での大麦栽培は、昭和初期に始まる古い歴史があるが、現在は100%がサッポロビール契約栽培となっていて、北海道のそう契約数量の約65%が網走産となっている。 |
網走産大麦の麦芽、ホップを使用した100%網走産原料のビール
斜里町産春まき小麦「春よ恋」を使用した3種類の麺。香りがよく、コシがあり、歯ごたえが爽快です。あえて生麺にすることにより、小麦の香りと風味がよく分かります。スープには斜里町産の野菜エキスが入り、旨味を出しています。
斜里産小麦を使用したうどん。喉ごしがよく、コシが強い、しこしことした噛みごたえがあります。乾麺ですので保存がきき、贈答、贈り物としても人気です。
清里町産小麦「春よ恋」を、業界初の石臼挽きにした小麦粉でつくったラーメン。乾麺にしているので、お湯で戻したときにも歯ごたえが残ります。清里冷麺はこの小麦粉に、デンプンを半分混ぜた麺で、これによってツルツル感やプリプリ感のある麺に仕上がっています。
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