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秋の清里路
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学生らが商品開発 同町の特産品として栽培されていた亜麻を地域活性化に生かそうと、その栽培とともに、亜麻の種子を使ったクッキーやパンなどの加工品の開発・販売にもこぎつけた。 東藻琴高校でも、野菜や花づくりのほか、ハム・ソーセージなどの製造・販売を通じ、地域住民と交流を深めている。乳製品では、ナチュラルチーズとアイスクリームの開発に成功、地域の特産品となっている。農業実習を通じたこれら成果は、地域から高く評価されている。 大学生も負けてはいない。東京農業大学(網走)では、平成15年学生らによる学内ベンチャー企業「東京農大バイオインダストリー」を設立し、独自に開発した化粧品などの販売に力を入れている。同化粧品は、オホーツク圏で育成されている鳥類のエミューの脂質を加工した保湿クリーム、石けんなど。きたみ東急百貨店で自ら販売したり、北海道キヨスクの通信販売カタログにも掲載され、知名度を高めている。エミューのたまごと地場産品を原料にしたどら焼きやメロンパンなども製造・販売している。
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モヨロ鍋 モヨロとは、オホーツク文化の代表的遺跡で、国の史跡に指定されている「最寄(モヨロ)貝塚」。同遺跡からはアイヌ、和人などと異なる「オホーツク人」(最奇貝塚人)の人骨とともに、きれいに細工された土器などの生活用品が多数出土した。この土器をモチーフにモヨロ鍋がデザインされた。 その特徴でもある模様と動物が描かれている特製の鍋の具材には、網走が発祥の「すり身」が使われ、各ホテル、飲食店がそれぞれ工夫し調理している。 「SURIMI」は世界標準語。昭和35年北海道立水産試験場(網走市)の研究者グループがスケトウダラを原料に、無塩冷凍すり身を開発したもので、水産練り製品の発展につながった。現在、冷凍すり身は世界各地で生産されている。 最奇貝塚は、白滝遺跡、常呂遺跡、朱円周堤墓(斜里)とともに、「ホホーツク沿岸の古代遺跡群」として北海道遺産に登録されている。 |
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