知床の秋
□網走市から斜里町へ。平成17年国内3番目の「世界自然遺産」に登録された知床は、9月から10月にかけて紅葉の時期。知床連山の高いところから色づく。ウトロ〜羅臼間の国道234号知床横断道路(例年10月下旬まで開通)をドライブしながら紅葉が楽しめる。広葉樹と針葉樹が混在し、ナナカマドの秋、ダケカンバ、カエデの黄、ハイマツ、トドマツの緑のコントラストに目を奪われる。
道道知床公園線(例年11月下旬まで開通)で、知床連山の展望、原生林が魅力の知床五湖へ。静かな湖面に赤や黄色が映りこみ、神秘的な雰囲気が漂う。遊歩道を歩き、水辺からじっくり知床の秋を鑑賞する。
町道岩尾別温泉道路(岩尾別〜岩尾別温泉)は1部、紅葉のトンネルになる箇所もある。知床連山の紅葉の色が最も濃くなること、雪が舞い降り、知床は3月末まで白い長い冬に閉ざされる。
平成18年には知床一湖を望むことができる展望台への高架木道が新設された。ヒグマの出没で遊歩道が利用できないときなどに「安心して眺望を楽しめる」と重宝されている。