【とうや】 |
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【出荷時期】8月中旬〜12月 |
ジャガイモシストセンチュウ抵抗性系統「R392-50」を母、Yモザイク病抵抗性の種間雑種系統「WB77036-2」を父として交配し、平成4年に「ばれいしょ農林三一号」として登録。主産地を期待している道南地方の湖名(洞爺湖)にちなんで「とうや」と命名された。「黄爵」の名前で出荷している場合もある。
球型で、芽が浅く、剥皮しやすいので1次加工などの業務用にも適している。肉質はやや粘質で、舌触ざわりはきわめて滑らか。煮くずれは「男爵」や「ワセシロ」より少なく、調理後黒変はみられない。「男爵薯」や「農林1号」のようなジャガイモ臭は少ない。煮物やサラダ(スライスサラダ)などに向いている。 |
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【スノーマーチ】 |
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【出荷時期】12月〜1月 |
平成5年に北海道立根釧農業試験場において、そうか病抵抗性とジャガイモシストセンチュウ抵抗性を併せ持つ生食用品種の育成を目標として、「アトランチック」を母に、「Cherokee」を父として交配し、以降、北見農業試験場で選抜育成をされ、平成16年に品種登録された。
収穫後貯蔵し、12月〜1月の雪の降る頃に甘みが増すようになるので出荷が始まる。形は卵型で、皮が剥きやすい。火の通りも早く煮くずれが少ないので、煮込み料理に向いている。身は白色、切った後も変色しにくいのでポテチサラダにも最適。 |
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【はるか】 |
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【出荷時期】8月下旬〜3月中旬 |
白肉で芽の周りが赤いのが特徴的な多収系統「T9020-8」を母、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有しサラダ加工適性の優れた白肉の品種「さやか」を父として育成。名前の由来は、皮が白く、芽の周りが赤い様子から、北海道の雪解けの春(春の香り)をイメージしたもの。
皮が剥き易く、剥皮後の褐変は少ない。「男爵薯」と異なるやや粘質の肉質であり、良食味です。水煮による煮崩れが少なく、水煮適性は「男爵薯」よりも優れます。サラダ加工適性は「さやか」並に優れ、コロッケ加工適性もあり汎用性に優れ、青果用としても業務加工用としても利用できます。 |
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